T

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

優雅なスーパースポーツ:LAMBORGHINI Espada 400GT

1970代に少年時代を日本で過ごした若めのオジサン達は、
みんなスーパーカーブームの洗礼を受けている。
もちろん僕も例外ではない。

まるで、最近の韓流スターが妙齢の女性達を魅了するが如く、
外国製高級スポーツカーが、ガッチリと少年達のハートを鷲掴みにした。
中でもイタリアのランボルギーニ社とフェラーリ社の車は
絶大な人気を誇った。

僕の周りでは、ラ社派とフ社派に分かれ、休み時間には教室の教壇前で
どちらがカッコいいかでしばしば熱い議論が展開されたものである。
僕はラ社派に属し、圧倒的に人気があった
ランボルギーニ・カウンタックを支持するメジャー派閥にいた。

もちろん近所にスーパーカーを所有するセレブな家などあるわけもなく、
実物を間近で見たことのある者はいなかった。
近くを通る東名高速道路を走っている小さな姿を見ただけでも
ヒーローになるのであったが。

「オレ昨日東名でカウンタックのLP500見たぜ」
「うそつけ、LP500なんて走ってるわけないだろう」
「ホントだもん。ウイング付いてたもん」
「じゃあ何色だったよ」
「え、黄色だよ。」
「ばーか。LP500は黒と赤しか無いんだよ。」
「だってホントに見たんだよ」
「こいつうそつきだよなぁ」
「うそつきー」
「ホントだもん...グス...ウワァーン...」

ヒーローになるのは容易いことではなかった。

そんな友人達の輪の中で、僕には決して口に出せない秘密があった。
実は僕が本当に好きな車はカウンタックではなかったのだ。

その車は、ランボルギーニ・エスパーダ。



マイナーである。
スーパーカー世代でも知らない人もいるかも知れない。
しかも「こりゃスーパーカーじゃないよ」と言う人もいるかも知れない。
なぜならこのエスパーダはフロントエンジン・リアドライブ。
さらに4人乗りのGTカーであり、スーパーカーの基本である
ミッドシップ、2人乗りのスポーツカーではないからだ。

でも、当時の僕としては「うちの車と同じじゃん」ってわけで、
うちの車を換えることになったら「次はエスパーダにしようよ」
って言おうと本気で思っていたのだった。

ランボルギーニ・エスパーダは1968年にデビュー。
ライバルであるフェラーリ社にもなかった完全な4人が普通に座れる
超高速4シーター・スポーツである。
ランボルギーニ社の創業者フェルッチオ・ランボルギーニ氏は
「私にとってのロールス・ロイスである」と言った。

Lamborghini-Espada02.jpg

ベルトーネのガンディーニによるボディーデザインは優雅でモダン。
4シーターしては驚異的に低い1185mmという車高だが、
リアまで真っすぐ後ろにルーフを伸ばし、ヘッドルームを確保。
リクラインしたシートに4人が快適に座ることができる。

Lamborghini-Espada01.jpg

フロントに置かれたエンジンはV12 DOHC 3929cc、
最高出力340ps/7500rpm、最大トルク40.0mkg/5500rpm
全長4740mm、全幅1860mm、重量1510kgの大柄なボディーを
250km/hまで引っ張る性能をもっていた。

Lamborghini-Espada04.jpg

インテリアは豪華。
当時のスポーツカーにありがちな無骨な印象はなく、
タン色の上質そうなレザーシートが座り心地よさそう。
中央の高い壁はデフボックスとハーフシャフトがあるため。
限られたスペースをギリギリまで有効に利用した、
よく考えられたパッケージングである。

Lamborghini-Espada06.jpg

ラッゲージスペース後方にはガラス窓をはめ込み、後方視界を
確保している。

Lamborghini-Espada03.jpg

優雅さと高性能と実用性を兼ね備えた真のスーパーカーである。

僕はホントに父親に「次はエスパーダにしようよ」と言って
本に載っていた写真を見せた記憶がある。
うちの車がランボルギーニだったら、学校では間違いなく
ヒーローになれたはずだ。

「そんなの買えるわけないだろう」

だって当時の価格は1290万円だもんね。
やっぱりスーパーカーだ。
スポンサーサイト
  1. 2005/08/07(日) 19:39:37|
  2. ガジェット|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tkd.blog6.fc2.com/tb.php/45-26a0ab88
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。