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珍品!WALTHAM MECH-DIGI CHRONOGRAPH WATCH

とにかく変わった時計。
こいつを手に入れたときのことは、今でもはっきり覚えている。

1996年1月2日。

当時高円寺に住んでいた僕は独りきりで正月を過ごしていた。
正月番組に飽きて近所をぼらぼらしていたら、たまに立ち寄る「ヌードトランプ」
という古着屋がやっていた。正月からご苦労様なこって、と思いながら
ちょっくら寄ってみると、僕以外に客はいなくて、店員も知らない顔が
二人いるだけだった。

古いソウルミュージックが流れる暗い店内を一通り見てから、
3階フロア奥のショーケースを覗いてみると、そこにこいつがあった。

PIC00018s.jpg

なんじゃこりゃ?見たことないぞ。
店員にショーケースから出してもらった。

PIC00004s.jpg

Pic00021s.jpg

ファンキーな青い文字盤。どこが時刻なんだかわかりまへん。

よく見ると真中の扇形の窓がデジタル表示の時刻。
一番長い針がクロノグラフの秒針で11時のところのダイアルが60分計。
外周にはタキメータ(速度計)が刻んである。6時のところには日付がついている。

ヤラシイ感じの金色のケースはデカくて分厚く、ずっしり重い。

なかなか見かけない変なデザインの時計。
でも文字盤に書いてあるブランドロゴは、あのWALTHAM(ウォルサム)
19世紀半ばに創業された歴史ある真面目な時計メーカー。
謎な時計である。

僕: 「これいつ頃の?」
店員:「わかりません」
僕: 「本当にウォルサム?」
店員:「わかりません」
僕: 「動くの?」
店員:「わかりません」
僕: 「いくら?」
店員:「45000円です」

高!動くかどうかわからんのに45000円とは。さすがは古着屋。

僕: 「まからない?」
店員:「ちょっとお待ちください」

どこかに電話する店員。

店員:「いくらならいいですか?」
僕: 「そうだな、20000円」

また電話で話す店員。

店員:「20000円でいいそうです」

あっさり商談成立。

アパートに帰ってしげしげとながめる。
文字盤にAUTOMATICと書いてあるので振ってみたが、全く動かない。
やっぱりダメだ。古着屋なんかで時計を買うのはバカだな。

正月が明けて、本屋でパラパラとめくった腕時計の雑誌。
そこに見覚えのある時計が載っていた。

あのウォルサム!

江東区森下にあるケア-ズのオーナーが同じ時計を持っているらしい。
この人なら何とかしてくれるかもしれないってことで、週末にお店に行ってみた。

運良くオーナーがいたので、早速時計を見せると、

「うわー、持ってる人いるんだぁ。
 僕は長いこと時計屋やってるけど、自分のやつ以外に見たのは初めてですよ」

オーナー曰く、60~70年代のもので、確かにウォルサムだが中身は台湾製らしい。
それ以外の詳細はわからないとのこと。ホント謎な時計である。

「これ直ります?」
「うーん、やりたくないなぁ(笑)これ機械も変なんですよ。
 はっきり言って機械の造りが悪いんです。でも珍しいからがんばってみますよ」

で、1ヵ月後、治ったとの連絡。

「いや、奇跡みたいですよ。日付表示のギアがイカレてて、替えの部品なんか
 無いからあきらめてもらおうと思ってたんですけど、直っちゃったんですよ」

どうもイカれたギアのままでギリギリ動いているらしい。やっぱり謎な時計。
修理代はちょっと痛い40000円。でも満足。

PIC00027.jpg

2005年の今、ちゃんと実用できるレベルで元気に動いている。日付表示も健在だ。
このファンキーフェイスとデカゴツ具合がとっても気に入ってる。
どんな服に合わせても左手首だけが目立ってしまうのだが、そこがまたイイのだ。
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  1. 2005/04/13(水) 12:30:32|
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